短編用

□プロポーズってことですか?
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「静雄〜欲しいものない?」


「ない」


返ってきたのは素っ気ない返事


「ないことはないでしょ?ぜったい欲しいものの一つくらいあるって!!言え!!」


「いいだろ、別に」


「よくない!!!」


君はアホですか!?
今日は君の誕生日ッスよ!!?


「何でもいいから言ってよ…」


「う…」


ナマエが切なめに言うと少し困った静雄


静雄の弱点は知ってるんだから!


「…そうだよね……私なんかに静雄の願いが叶えられるわけないよね……」


「なっ!ちがっ!!」


俯くナマエをみて慌てる静雄


「…て、手前は俺の望みをいっつも叶えてくれんだろぅが!!」


「じゃ!言えっ!!!」


「………」


額に手を宛て考え始めた静雄

え?なに?効果あり?


「……じゃあ…そのよ…






























だぁああああ!!言えねぇ!言えるわけねぇだろ!!んな恥ずかしいこと!!」


急にキレだす静雄


え?恥ずかしい?
何考えたんだコイツ!!


「な、なに?!恥ずかしいの!?多少なら私大丈夫だよ!!」


なにがだよっ!!
と心の中で自分にツッコミながらも私は静雄に詰め寄った


「手前は全然恥ずかしくねぇだろうが!!俺が恥ずかしいんだよ!!」


「だからなんなのさ!!」


「それが言えねぇっつってんだろぅが!!」


だーかーらー!!!
あぁ!もう!!これじゃあキリがないじゃんかっ!!


「なんだ!キスか!!キスして欲しいのか己はぁ!!」


とたん、顔を真っ赤にする静雄


「ば、ばばば馬鹿か手前は!」


あ、そうだった…静雄はうぶだった…じゃあそうたいして恥ずかしいことじゃないのかも…


「静雄が言わないなら当てていくけど…………いい?」


「…………はぁ?!」


いや、なんかもうここまできたら知りたいじゃん!
誕生日とか関係なしにさ!!


「いい?いいよね?…いくよ!」


「ちょ、マジかよ!?」


静雄が慌ててるがそんなことは知らない!!
私だって知りたいんだ


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