短編用

□お菓子じゃなくて
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え?今なんつった?
意味がわかんない…


「俺の言った意味がわからないって顔してるねぇ〜」


「…!!?なっ…臨也ってエスパー?!」


「今のは顔みたら誰だって分かるよ」


ケラケラと笑う臨也


「わからないなら、もう一度言うよ…俺が欲しいのはナマエちゃんだ……俺はナマエちゃんが好き」


「……そんなの嘘に決まって」
「嘘なんかじゃない…これは俺の本心だから」


「なっ……なっ………///」


混乱してるナマエは口をパクパクしていた

臨也が私を好き!!?
いや、正直嬉しい……臨也は性格はちょっと……いや、かなり捻くれてるけど顔だけはいいし……


意外に優しいし…


「いや…あの………その」


臨也なら付き合っても……


「………プッ」


……………ん?


「アハハハハ!!全く!やっぱり面白いなぁ〜ナマエちゃんは!!顔を真っ赤にさせちゃってさぁ〜!アハハハハハハハハ!!」


前言撤回!!!
やっぱ最悪だコイツ!そのまま笑顔でダンプカーにひかれろ馬鹿野郎!!!


「あのさぁ〜…そういう冗談なら取り巻きの人とかに言ったら?私と違って喜ぶんじゃない?」


片付けを終えたナマエは鞄を持って帰る準備をしていた



「……は?」


教室の扉に手を掛けかけたナマエの耳に聞こえたのは意外な返答だった


「は?ってアンタ……臨也のことだから『俺の冗談に引っ掛かってくれるなんて…流石シズちゃん並みの単細胞ww』って言うかと思ったよ」


あはは〜とナマエが扉を開けようとした時だった


「ナマエ…」


ダンッ


「へ?……いざ……や…///」


名前を呼ばれたナマエが振り返ったと同時に
臨也の右腕がナマエの横を掠めた
つまり、ナマエは壁と臨也にサンドイッチにされた状態だ


「………これも冗談?」


「違うよ…ってか冗談なんて一言も言ってないんだけど」


「……///わ、私もう帰らな…」


ダンッ


左側は臨也の右腕で塞がれていたため、右側から抜け出そうとしたナマエ
しかし、臨也の左腕がそれを阻止した


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