短編用

□素直になれなくて
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「ハァー最近何もなくて暇だわ〜…何か面白いことでもないか「呼んだかナマエ?」うわっ!?」


そう言って後ろから抱きついてきたのは


「いきなり何すんの!」


「いだっ!ナマエ…女子が人の顔にグーパンチは無いと思うぞ…」


「うっさい!早く離して!!そんでさっさと攘夷活動に逝ってこい!!」


「いくってそっちの逝くぅぅ!?待つんだナマエ!!俺はまだ逝きたくない!!逝くならナマエとぉぉ!!」


そのまま泣き付くコイツ
そうコイツは狂乱の貴公子こと『桂小太郎』

私の幼なじみである


――――――――
―――――

「………。」


「ん?どうしたナマエ食べないのか?このカレー中々いけるぞ?」


何故かあの後、小太郎は私の家でカレーを食べていた

「あんたさ、攘夷活動は?いい加減早く逝…「今日は休みだ!ってか逝くって言うな!!」……テロに休みなんてあんの?」


「ヅラじゃない桂だ!!そしてゆくゆくはお前の旦那……ぐふぅ!!」


口からカレーを撒き散らす汚い桂の腹にナマエの鉄拳がはいった…


「ヅラとか言ってねぇーし…つーか何が旦那だよ!!冗談なら他でやって!私達はただの幼なじみなんだから!」


『うおぉぉ』と唸りながら床をコイツ転がる桂…

そうだコイツはただの幼なじみ…ただ、それだけ


――――――――
―――――

「疲れた…」


さっき、床にのたうち回っている桂を攘夷の人達が引きずるように連れて行った


『もぉー!!桂さん!今日は会議があるんですから…早くしてください!!』と言われながら…


「やっぱ仕事あったんじゃんか…小太郎のドアホ」


彼は真っ直ぐな人だ。仕事だって休むことなんか滅多にない…(まぁ、仕事っていうかテロリストなんだけどだけど)それでも…


「何なんだろう…」


攘夷浪士たちの話では最近よく仕事をサボって私の所にくるようになったらしい…


「ホント、意味分かんない…」



――――――――
―――――

小太郎が帰った後、あまりに暇だった私は歌舞伎町を歩いていた。そして、ある人物を見つけた…それは…


「銀ちゃん!」


「おっ!ナマエ!久しぶりだな…元気か?」


そう言って笑ってみせたのは万事屋である、『坂田銀時』もう1人の幼なじみだ


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