短編用

□だって君が好きすぎて
1ページ/4ページ


いつもの船内…
ここは宇宙海賊、春雨の船内で阿部兎と神威

神威はふとある気配に気付き後ろを振り返った


「神威ぃいいいいいい!!!」


飛び込んで来たのは、ナマエ
この前、侍の星で見つけた戦力になりそうな女の子だったので団長が連れてきたのだが…


「くらえぇえええええ!!」


毎日、団長に勝負をしかけてくる


ひょいっ!


「うげっ!!!?」


『うげっ』って…
仮にも女の子でしょ?


「『仮にも』は失礼でしょ?」


「あり?ナマエってエスパー??」


「声に出てたわよ!!」


「ゴメン、ゴメン」


「心、籠もってない」


「籠めてないからネ」


「…………」


「…………」


続く沈黙


「くらえぇえええええ!!」


ひょいっ!


「ぎゃうっ!!」


また団長によけられるナマエ


「ナマエて学習能力ないよネ」


「むきぃいいい!!神威ぃいい!!」


ケラケラと笑う団長を追い掛けるナマエ…


「ハァ…」


思わず溜息を漏らす阿部兎


――――――――
―――――

「あ〜、今日も面白かったネ」


「団長、少しは相手してやれよ…嬢ちゃんが可哀想だろ?」


「えぇ〜阿部兎が相手してやりなよ〜ほら、俺が相手したらあの小さな体、潰しちゃうかもよ?」


「団長が言うと冗談に聞こえねぇよ…すっとこどっこい」


すると目の前に美味しそうな団子が数本乗ったお皿があった

天井には…………檻!!?


阿部兎がキョロキョロすると陰には紐を持ってニヤニヤするナマエ


いやいやいや!!
こんなもんに引っ掛かる奴なんてNA〇TOのイタ〇くらいだぞ!!?←失礼

嬢ちゃんは何を考えてるんだ…ι


「ねぇ、見てよ阿部兎…」


ほぉらな…団長も呆れてるよι


「美味しそうな団子があるネ♪」


「えぇええええええ!!!?」


嬉しそうに団子に近づく神威
スキップをしてるようにも見える


おいおい!!マジかよ!!?
あ、いや…団長のスキップ姿にも驚いたけどよ…ι
どう見たって罠だろあれ!!
ん?もしかしたら団長も気付いてんのかもしんねぇな…
団子だけとって逃げるとか…


神威がどう動くか、阿部兎は見届けることにした


.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ