短編用
□禁断のBL?!
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「先輩、ちょっとナマエについてお話があるんですが…いいですか?」
後輩、テンゾウが話しかけてきた
普段なら面倒なのでお得意の話術でスルーしてしまうのだが…
ナマエの話と聞いて
カカシは放っておけなくなった
「んー?オレの可愛いナマエがなんなの?」
テンゾウはナマエに好意を寄せている…だから敢えて『オレの』を強調した
「そんな強調しなくても…そのナマエなんですが、僕も好きなんですよね」
頬を人差し指でかき、少し顔を赤らめるテンゾウ
「あげないよ!それにその顔…気持ち悪いからやめてちょーだい!!ナマエはオレに超溺愛なんだから!!」
「自分で言って恥ずかしくないんですか?先輩」
「事実でしょーよ」
カカシの自信満々な表情に少し呆れるテンゾウ
「ハァ…ιまぁ、僕が好きだってことナマエには言わないで下さいよ!」
テンゾウはカカシの肩に手を置いて、真剣な目で言った
「言わないヨ!!オレだって好きってか愛してるんだから」
ドンガラガッシャーン!!!
カカシがテンゾウの手を肩からおろすためにテンゾウの手をとった瞬間
凄い物音が聞こえその音がする方向を見ると
「「ナマエ……」」
顔を少し赤くしたナマエがいた
「も…ももももしかして…ぼ、僕の話を聞いてた??」
テンゾウの言葉にコクコクと頷くナマエ
聞かれた…
倒れそうなテンゾウにナマエが思いもよらないことを言った
「すすすすいませんでした!!まさかテンゾウ先輩とカカシ先輩がその、禁断のコテイズみたいな激しくも甘い恋をしていたなんて!!」
「「はい?」」
パニクって意味の分からないことを言いまくるナマエ
「先輩がたがホモだったなんて」
「「えぇえぇぇ!!」」
「今の会話のどこをどう聞いてこうなったのヨ!オレが好きなのはナマエだから!!しかもコテイズって……コテツとイズモの事そんな風にみてたの?2人が聞いたら傷つくだろうな…」
肩をがっくり落とすカカシ
「ナマエはなんで僕と先輩がそんな関係だって思ったんだい?」
テンゾウは顔を青ざめながらナマエに聞いてみた
「ふへっ?え、だってさっき先輩たちが…」
((ふ……『ふへっ?』って可愛すぎる!)でしょーが!)
ナマエの一つ一つの仕草に悶えるカカシとテンゾウ……
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