短編用

□夢とお前
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―バタンッ!


「ナマエ!!」


ここは木ノ葉病院…
シカマルの妻であるナマエがはここで入院している


「あ、シカマルさん!病院内なんですから…静かにしていただかないと…」


「す、すんません…あの…ナマエは?」


「ナマエさんなら寝ていますよ?あ、でももう起きてるかもしれませんね」


「ありがとうございます」


シカマルはそれだけ言うとナマエの居るであろう病室に走って行った

そんなシカマルを看護師は微笑ましく見ていた


――――――――
―――――


「……シカマル!!」


扉が開く音がしたので目を開けてみると、目の前には愛する夫の姿があった


「ナマエ…大丈夫か?」


「うん!大丈夫!!」


ナマエの笑顔に「そうか」と言ってシカマルは椅子に腰をかけた


「……で、あのよ……その……どうだったのか?」


シカマルはちょっとモゴモゴしながら話していた


「……男の子だよ」


「……!!?ほ、本当か?」


「もう!本当に決まってるじゃない!!正真正銘の男の子だったよ…ほら、見て?可愛いでしょ?………私たちの子だよ………」


ナマエが入院していた理由…
それは、シカマルとナマエにとっての2人目の子供の出産の為だった


「……やっぱお前、最高だよ」


「……何が?」


シカマルの言葉に首を傾げるナマエ


「お前はオレの願い…って、この年で言うのは恥ずかしいけどよ……夢を全部叶えてくれっからよ…」


「あぁ……そっか……確かシカマルの夢って」


「美人でもブスでもない普通の女と結婚して、子供は2人…」


「で、最初が女の子で次が男の子…」


そこまでいうと2人は顔を見合わせて笑った


「彼女も…大きくなったし…いいお姉ちゃんになれるかな?」


「なれるだろ?なんてったってナマエの子供だからな」


「私だけじゃなくて、シカマルの子供でもあるんだよ?」


「なら、めんどくせー奴になっちまうかもな」


「……もう!」


また2人は笑い合った


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