短編用
□天使と悪魔
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ある夜中、木ノ葉の里の中忍であるナマエは任務を終えて、受付に来ていた
「ハァー…疲れたぁ…」
「ナマエさんお疲れさまです」
「あ、イルカ先生」
任務の報告書を提出する私に話し掛けてきたのは
いつも笑顔を絶やさないアカデミーの先生のイルカ先生だった
「今日の任務は大変そうでしたからね…そうだ!今から一楽に行くんですが、ナマエさんもどうですか?奢りますよ?」
い、一楽だと!!?
ラーメンが大好きな私にとってはおいしい話だ
しかも、奢ってくれるらしい
「勿論!ご一緒しま…」
「やめときなさいよ」
「は、はたけ上忍!?」
ナマエの言葉を遮った犯人は里の誉れといわれ、お姉さま達にモテモテのはたけカカシだった
「イルカ先生だって疲れてるんだし…それにもう夜中だよ?また太っちゃうよ〜?」
「太ってないです!!!!」
いつも意地悪なはたけ上忍
いつも優しいイルカ先生とは大違い!
でも……
「……それに隈ができてる。寝てないんでしょ?明日オレ非番だしナマエも非番デショ?だから明日オレが奢ってあげるヨ」
たまに優しい
そんなはたけ上忍に少なからずときめいてしまうのは、女の性……
今だって私だけにしか聞こえないようにそっと耳元で囁く仕草だって…
色んな女の人を虜にするんだろうなぁ……
「……そうか、すみませんιナマエさんが疲れてるのに誘ってしまって…今日はゆっくり休んだ方がいいですね!これ、こないだ依頼人に貰ったんですが、あげますよ…アロマキャンドル…きっと疲れもとれると思いますし」
そう言って私に綺麗な淡いピンク色のキャンドルをくれたイルカ先生
や、優しいぃ〜
「あ、ありがとうございます♪」
「…っ///べ、別にお礼なんていいですよ!」
「じゃあ私そろそろ帰りますね…はたけ上忍、イルカ先生……また明日」
笑顔で受付から去っていくナマエ
それを笑顔で見送るイルカと
手を挙げるだけの素っ気ない見送りをするカカシ
ナマエが出ていった瞬間、受付は静かになった
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