短編用

□放課後オレンジ
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―――――

「シカマルおっはよ〜♪」


「はぁ…またお前かよ」


あれから毎日私はシカマルにまとわりついた


「ねぇねぇ、シカマル一緒にお弁当食べよ?」


「1人で食えよ」


「いいじゃんか〜」


シカマルが私の手を振り払う為に私の手を掴んだ時だった


ドサッ……


「あ………」


「彼女………」


「シカ……マル…くん?」


2人を見た彼女は急いでお弁当を拾って、その場から逃げてしまった


「まてよ彼女!!」


「待って!私も…「いい加減にしろよ!!」…!!?」


「いい加減…迷惑なんだよ…オレの幸せを壊すな




















お前…邪魔なんだよ」


ズキッ


「………」


「……じゃあな」


「……あ………」


シカマルが走って行くのをナマエはただ見ているだけだった


――――――――
―――――

放課後…皆が部活をしてる時間
とても部活に行く気にならない


「帰ろ……」


ナマエが下駄箱に来た時に誰かの気配を感じた
そこにいたのは


「………シカマル」


そうだ、シカマルは帰宅部だから早く帰るんだっけ
彼女さんもいる…何か話してるみたい


「だから今日の昼のは誤解なんだって…アイツのことなんて何とも思ってない」


聴きたくないのに…
嫌でもシカマルの声が耳につく


「でも、今日ミョウジさんと…それにミョウジさんのことをナマエって…」


「………ごめんな…ただ本当にアイツはただの幼なじみなんだ。オレはアイツのことなんとも思ってない………アイツは、ミョウジはオレの邪魔するだけだしな」


"ミョウジ"その呼び方にショックをうける自分がいた


ガタッ


「あ………」


やば……


ナマエは帰ろうとして振り返った瞬間ゴミ箱に足をぶつけてしまった


「?……お前っ!!」


「ミョウジさん!!?」


「……シカマル今までごめんね



















バイバイ」


ナマエは素早く靴を履いて学校を出ていった


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