短編用
□オレの場所
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ピンポーン
(来た!!)
オレは急ぎ足で玄関へ向かった、何故かというと
今日は愛しい彼女…ナマエがオレの家に来る約束をしていたからだ
ガチャッ
オレは玄関のドアを開けた
そこに立っている愛しい彼女
「ナマエ〜vV」
「おいっ!変態バカカシ!!姉ちゃんに触るな!!」
「あ!!こらっ!駄目でしょ彼!!」
ゲッ…
ちょうどオレがナマエに抱き付こうとした時
ナマエの横からひょっこりと顔を出した男の子…
そう、ナマエの弟であり
オレとナマエの仲を引き裂こうとする憎き恋敵彼だった…
「ごめんねカカシ…彼がどうしてもついていくってきかなくて…」
「だって姉ちゃんをこんな変態のところに1人で行かせられるわけないだろ!!」
「ナマエ大丈夫だヨ。気にしないで!彼くんは本当にお姉ちゃんが大好きなんだね」
ニッコリと微笑みオレは彼の頭を撫でた
だけど彼はその手を振り落とした
「触んなよ!バカがうつる!!あーあ何で姉ちゃんこんなバカと付き合ってんだよ!!」
「彼!そんな失礼なこと言わないの!!カカシ…本当にごめんね?」
「ま、オレは大丈夫だから♪」
(今すぐ帰れクソ餓鬼!!)
そう言ってやりたかったが、申し訳なさそうなナマエの顔を見てると言えなかった…
つくづく自分はナマエに惚れてると実感した
「ニヤニヤすんな…気色わりぃ」
(んだと!この餓鬼が!!大体10歳のくせに生意気すぎんじゃない!?)
そう…彼はナマエと10歳が離れている
だからナマエは彼を凄く可愛がってる
オレはそれが気に入らない
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