短編用
□傍にいたい
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「うわ〜綺麗な星」
ナマエは空を見上げていた
「あ!流れ星」
「お前はこんな処で何をしているんだ?」
後ろから急に聞こえてきた声にナマエは振り返り、その人物を見て微笑んだ
「我愛羅♪」
そう、その人物とは砂がくれの里の長『風影』であり、ナマエの彼氏でもある『砂漠の我愛羅』であった
「どうしたの?こんな所で」
「それはこっちの台詞だ…」
そう言うと我愛羅はナマエを後ろから抱き締めた
「こんな寒空の下、外に出ていたら風邪をひいてしまうぞ?お前に風邪をひかれてはオレが困る」
ナマエ
そう耳元で囁く我愛羅にナマエはドキドキしていた
「だから部屋の中に入…「大丈夫だよ」」
ナマエの言葉に我愛羅は少し不機嫌な顔になった
「だからお前に風邪をひかれては困ると…!」
「だって我愛羅がこうやって私を暖めてくれてるから平気だもん♪」
ね?
ナマエのその言葉に我愛羅は顔を紅く染めた
「あ、照れてる!かわいー♪」
ナマエは我愛羅の頬っぺたを人差し指で突いた
その瞬間…
スッ
我愛羅はナマエの手を掴みとり、ナマエの手の甲にキスを落とした
「なっ///」
ナマエは顔を紅くした
「不思議だ………」
「な、何が?////」
ナマエは自分の顔の近くにある我愛羅の顔にドキドキしながら、我愛羅の答えを待った
「オレは人に触れるのが怖かった…だがナマエ、お前にはずっと触れていたい…ずっと傍にいたい…」
「我愛羅………私もだよ」
そして私たちは輝く星空の下でキスをした
優しく、暖かなキスを……
――――――――
―――――
「へへ♪嬉しいな〜///」
ナマエは我愛羅に寄り添いながら呟いた
「オレとのキスがか?」
我愛羅は何故か変わってるというか…照れ屋なくせにそういうことだけはストレートに言ってしまう
まぁ、そこが可愛いのだが…
「それもだけどね…クリスマスの夜にこうして我愛羅と過ごせて、我愛羅に触れていられるのが凄く幸せだな〜って思って」
サンタさんからのクリスマスプレゼントだね♪
ナマエの言葉に我愛羅は首を少し傾げた
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