君と僕と暁と
□逆さパニック
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何で…何でこんなことに…
「みんなぁ…会いたいよ…」
早く会いたい…いつもの皆に…
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「…!!なんてこった!!」
こんにちは。アスカです。
只今、事件が起きました
なんと…私…
「朝の7時47分…だと?!」
寝坊の特技の私が早起きしただと?!←
「こりゃ、皆もビックリだ!!」
大した早起きでもない時間に起きたアスカは嬉しそうに部屋を出て行った
この後、どんな事件が起こるかも知らないまま…
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「みっんな〜!!おっはよ〜!アスカちゃん、なんと今日は珍しく早起き致しました☆」
しーん。
「あれ?」
今日は皆の様子がおかしい
((まぁ皆といってもゼツとデイダラと鬼鮫と角都しかいないけど。))
泥「本当に珍しいな…なんだ?オイラに会えなかった寂しさに目が覚めたのか?…うん。」
そう言ってアスカの顎をクイッと上げるデイダラ
「アンタどちらさん?!!」
泥「誰って、冗談きついな…デイダラに決まってんだろ?」
「こんなクールでキザなデイダラ知らねぇ!!!」
妖しく微笑むデイダラはマジで誰コレ状態だった。
蠍「何をしてるんです?デイダラさん…」
「あ!サソr…って!で、でででデイダラさん??!急にどうしたのその喋り方!?てか、どうしたのその格好!!!」
声のする方を見てみれば
少し大きめのパジャマを着、くまのぬいぐるみを抱えて、眠そうに目をこするサソリの姿があった
蠍「喋り方…ですか?…いつも通りですよ?パジャマは…俺のマント、乾すの忘れてて今ないんですよ」
そう言って恥ずかしそうに笑うサソリ
何この可愛い生物!!
いつもは寝起きの機嫌最悪で目があった瞬間に『あー眠ぃ…ムシャクシャするから傀儡にさせろ』などという理不尽極まりない発言をするのに!!
「ど、どどどどうしよう!ゼツ!」
取り敢えず隣に居るゼツに助けを求めようとするアスカ…だが
白「…………。」
黒「…………。」
「ゼツってば!!」
白「…………。」
黒「…………。」
こ、こいつ……
シカトしてやがる
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