俺的彼女

□願いをのせて
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「旬ちゃーんvV」


ゴツンッ!!


「いだっ!ね、ちょっと酷くない?」


朝っぱらからカカシにまとわりつかれてうんざりの旬


というか………


「何ではたけ上忍がオレの部屋にいるんですか!!?」


そう、朝起きたらカカシはいたのだ…


「え?何でって…旬の部屋に瞬身の術のマーキングを…」


「何時つけたんだよ!!」


この男は…………


「ま、そんなことより」


「いや『そんなことより』じゃねぇよ!!大事なことだよ!!」


「まぁまぁ、コレを渡しに来たんだって」


「何ですかコレ……」


「短冊だヨ?」


「いや、短冊なのは分かりますよ!何で短冊を出すのかって聞いてんだよ」


「えぇ〜今日は七夕だヨ?お願い事を書くからでしょ?」


いい年こいて願い事って…


「いりませんよ…オレ」


「えぇっ!!?何で?どーしても叶えて欲しい事ってあるでしょ?あ、因みにコレは綱手様の命令だから…絶対だよ?」


綱手様…アナタは何がしたいんスか?


「オレの部下だって書いたんだよ?」


「へ〜」


「オレだって願い事書いたんだから…ホラ」


カカシが出した短冊を見た旬


「…………」


ビリビリ


「ギャー!!オレの願い事…」


「何が『ギャー』だよ!何が『旬とのラブラブ新婚生活』だよ!!結婚してないですよね!!?」


「いいんだよ願い事だから」


「…………あ」


「ん?どうしたの旬」


「オレ、願い事思いつきました」


「ホントに?」


「はい。どーしても叶えて欲しい願い事です」


「なんでそんなに強調するのιま、いいけど…ハイ、短冊」


「ありがとうございます」


サラサラサラ


「よし、書けた…」


「何書いたの?」


カカシが旬を短冊をのぞく


「見ないで下さいよ」


「いいじゃない、オレ達の仲なんだし?」


「いや、どういう仲ですか?」


旬の短冊にはこう書いてあった


『この世の為に、はたけカカシという名のストーカーが消え失せますように。』


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