俺的彼女
□願いをのせて
1ページ/5ページ
「旬ちゃーんvV」
ゴツンッ!!
「いだっ!ね、ちょっと酷くない?」
朝っぱらからカカシにまとわりつかれてうんざりの旬
というか………
「何ではたけ上忍がオレの部屋にいるんですか!!?」
そう、朝起きたらカカシはいたのだ…
「え?何でって…旬の部屋に瞬身の術のマーキングを…」
「何時つけたんだよ!!」
この男は…………
「ま、そんなことより」
「いや『そんなことより』じゃねぇよ!!大事なことだよ!!」
「まぁまぁ、コレを渡しに来たんだって」
「何ですかコレ……」
「短冊だヨ?」
「いや、短冊なのは分かりますよ!何で短冊を出すのかって聞いてんだよ」
「えぇ〜今日は七夕だヨ?お願い事を書くからでしょ?」
いい年こいて願い事って…
「いりませんよ…オレ」
「えぇっ!!?何で?どーしても叶えて欲しい事ってあるでしょ?あ、因みにコレは綱手様の命令だから…絶対だよ?」
綱手様…アナタは何がしたいんスか?
「オレの部下だって書いたんだよ?」
「へ〜」
「オレだって願い事書いたんだから…ホラ」
カカシが出した短冊を見た旬
「…………」
ビリビリ
「ギャー!!オレの願い事…」
「何が『ギャー』だよ!何が『旬とのラブラブ新婚生活』だよ!!結婚してないですよね!!?」
「いいんだよ願い事だから」
「…………あ」
「ん?どうしたの旬」
「オレ、願い事思いつきました」
「ホントに?」
「はい。どーしても叶えて欲しい願い事です」
「なんでそんなに強調するのιま、いいけど…ハイ、短冊」
「ありがとうございます」
サラサラサラ
「よし、書けた…」
「何書いたの?」
カカシが旬を短冊をのぞく
「見ないで下さいよ」
「いいじゃない、オレ達の仲なんだし?」
「いや、どういう仲ですか?」
旬の短冊にはこう書いてあった
『この世の為に、はたけカカシという名のストーカーが消え失せますように。』
.