君と僕と暁と

□サソリ先生のデスマッチ
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そんな時…デイダラは考えた

今アスカと二人っきり

アスカにオイラのいいところを見せる

アスカがオイラに惚れる

めでたくゴールイン!


そんな下らないことがデイダラの頭の中を駆け巡っていた


泥「旦那は危険だからな…」


「………」


泥「まぁ…どんなことがあっても大丈夫だからな…うん」


「………」


泥「アスカはオイラが守る」


「………」


泥「だってオイラはアスカのことが…その……すっ…すす…すき………だ……」


好きだから!


そう言おうとした瞬間だった


「デイダラ」


アスカが口を開いた
見上げるようにデイダラをみるアスカの瞳は真っ直ぐで…デイダラは赤面した


「なななな…なんだってばよアスカ……うん!」


あまりの緊張に違う主人公になってしまったデイダラ


「あのさ…デイダラ…



































狭い」


泥「………は?」


せま…い?


アスカの発した言葉はデイダラの予想外の言葉だった

まぁ、なにも予想はしてなかったのだが…


泥「狭いってどういうことだ?」


「いやさ…この押し入れに二人はさすがにキツいってか狭いよ」


二人がいた場所とはサソリが傀儡の修理道具を置くような小さな押し入れで
せいぜい大人一人くらいが限度だろうという場所だった


泥「あ……あぁ……」



そんな場所に無理矢理アスカと密着して入る自分…

アスカと密着……


アスカと



二人っきり………









































「ぐはぁ!!」


「えぇっ!!?」


デイダラがふっとんだ
わけもわからずふっとんだよ!?

押し入れの扉を破壊して


「で、デイダラ!!!?」


アスカがデイダラに駆け寄った時だった


蠍「みつけたぞ…お前ら」


鬼の形相をした鬼…
俺様サソリ様が現れた


蠍「よくもちょこまか逃げやがったな?」


「いや、逃げなきゃ死ぬし…」


蠍「死ねぇええええええ!!!」


「きゃぁああああ!!!」


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