江戸の中心で馬鹿を叫ぶ

□プレゼントの価値は送った相手で決まったりする
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「おっはよーございまーす♪」


クリスマスの朝、夏羅が元気良く万事屋へ出勤してきた


「はいはい、おはよーさんっと」


「夏羅おはよーアル」


「あ、夏羅さん!おはようございます」


「うん!おはよう銀さん!神楽ちゃん!!」


「ねぇ!ちょっ……僕は?!」


いつも通り新八スルーの夏羅


「今日の仕事は何なんですか?銀さん」


夏羅は銀時の方をみた

完璧なる新八無視だ


「あ?今日は仕事入ってねぇわ」


「今日も仕事ないアル」


鼻糞をほじくる銀時と神楽


「わざわざ言い換えてんじゃねぇよ神楽ァ〜」


「事実アル」


そしてお互いの鼻糞をつける2人…………汚なっ


「今日もお仕事ないんですか…」


この頃仕事がない万事屋は休日が続いている…

普通ならクリスマスに仕事がないのは喜ぶべきことだろうが、今の生活費が危ない万事屋にとってはクリスマスも仕事が欲しいと思っているはずなのである


「前とかはこの時期何かゲーム機買えっていう依頼が多かったのになぁ〜…まぁ、今年はクリスマスにあんまゲームとか発売されてねぇもんな」


「あれは最低でしたね。なんか…真選組と闘うはめになって」


「そういえば…なんであの時夏羅はいなかったアルか?ゲーム楽しかったアル!!」


「いやぁ…あの時個別の依頼があって…」


何故かモジモジする夏羅


「あぁ?個別ゥ?んな話きいてねぇぞ俺ァ」


未だに鼻をほじる銀時


「いや…本当に…結構いうのが恥ずかしかったバイトだったから…ι」


「そういえば…あの日、夏羅さんたくさん稼いでましたよね?どんなバイトだったんですか?」


「人に言えないバイトアルか?大麻とか!!」


「どんなバイトだよっ!!」


ウキウキする神楽にツッコミを入れる新八


「えっと…神楽ちゃんが思ってるようなその…大麻とか売るようなバイトじゃなくて…てか、それ恥ずかしくなくない?私がしたバイトはケーキ屋の売り子で…」


「何でそれが恥ずかしいんだよ」


銀時は鼻に小指を突っ込んだまま疑問をぶつけた


「その…バイトの格好が…





ミニスカサンタだったんです」


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