ヘタリア
□【嘘遊戯とのコラボ】秋ヨコ＋仏加
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「今日のご飯は何にしましょうか？」
ある日の夕方カナダはフランスと夕食のための食材を買っていた。
「ん〜。お兄さん的にはカナダの作る、豚肉とトウモロコシのトマト風煮込みがいいかな。今日寒いしね。」
そう言ってフランスは買い物かごにトマトを入れる。
「じゃあ豚肉を買わなきゃですね。」
そう言ってカナダは肉売り場へと向かう。
「ん？」
肉売り場にいるある人物に目がいった。
「うわ…真っ白。。。」
まるで明るいところに出たらそのまま消えてなくなりそうなくらい真っ白。
「服、髪の毛…全部真っ白だ…」
そう思ってカナダはその白い男に近づく。
白い男はずっと肉のラベルとにらめっこしていた。
『何に悩んでいるんだろう…？』
そう思ってその男をじっと見る。
その視線に気が付いたのか男はカナダの方を見た。
「…何か？」
男はにこりと微笑んだ。
「あっ！！すっすいません！／／」
カナダは慌てて目を反らす。
「つい…見とれてしまって…」
少し顔を赤らめて言う。
「見とれる…？」
男は首を傾げて考える。
「何にですか？」
自分だと気付いていない様子…。
「……いえ…。なんでも…ないです…。」
「……そうですか？」
少し困った顔をして男は言った。
そしてしばらく二人は肉売り場で黙って目的の肉を探した。