ヘタリア

□僕の名前を呼んで 米加
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ある雨の日のことです…。

僕はアメリカと食事に行きました。
その帰り…。



「あれ?」
「ん〜?どうした?カナダ」
雨の中どこかで鳴き声がする…。
何の鳴き声だろう…。


声の主はダンボール箱に入っていた子猫でした…。
「わぁ!アメリカ!子猫だっ!」
僕は思わず目を輝かせてアメリカを呼びました。
「うわぁほんとだ!こんな雨の中大丈夫なのかな…。」
もうその子猫はいつから捨てられていたのでしょうか…もう殆ど、瀕死状態。
「助けないと…死んじゃう!」
僕はあわててその子猫を拾い上げました。
でもアメリカは…。

「カナダさぁ…お前…この前も犬拾って、
その前も犬拾って……君、クマも飼ってるし…どんだけ飼うのさ…。」
ため息をつくアメリカ…。
「……。むぅ……。」
「……うわっ!!!泣くなって!!わかったって!」
僕の涙を慌てて拭くアメリカ。
「でもさ…飼いすぎて、家に入んないんじゃないか…?」
言われてみれば…拾いすぎて、この前クマ吉さんに怒られたっけ…。
「でも…。」
僕の腕の中で「にーにー」と鳴く子猫…。
その瀕死状態にありながらも懸命に生きようとしている…その姿を見るとどうしても助けてあげたいと思ってしまう…。

「わかったわかった!オレが預かればいい話だろ?」
アメリカがため息とついて僕から子猫を拾い上げる。
「……いいの?アメリーー」
「また泣かれるとやっかいだし…。」
そう言ってニヤリと笑うアメリカ。
「なっ!!////」
「名前は何にしようかな〜。」


こうして雨の日に拾った子猫は里親が見つかるまで、アメリカの家に居る事になりました…。


<終>
             →おまけ
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私の家の外に野良猫がよく遊びにくるので
猫ネタを書こうと思って書きました。
ウチの猫はいびきかいて寝てるし…。
野良猫って強いよね…ほんと…。
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