ヘタリア

□皆からの誘い 加中心
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世界会議の終了したある日…。

「おーい!カナダぁ〜!」
家に帰ろうとすると、聞き覚えのある男の声が後ろから聞こえた。

「あれ?イギリスさん?」
カナダが振り向くと、息を切らせながらイギリスが立っていた。
「カナダさぁ。この後予定とかあるか?」
めずらしいイギリスからの誘い。
「ほぇ?別に何もないですよ。」
カナダは笑顔で答える。
「ならさ…あの…俺んちで飯とか…たっ…食べていかないか…?」
「ほへ?イギリスさんの家でですか?」
「あぁ…べ…別に無理にとは言わないぞ!!」
少し顔を赤らめて言うイギリス。
それを見てクスリと笑うカナダ。

「無理なんて言う訳ないじゃないですか。喜んで行かせて頂きま―――。」
「あ。カナ居たぁ〜♪」
後ろから違う声が聞こえる…この声は…。

「イタリアさん?」
「イタリアぁ!!?」
カナダの後ろからにゅっと顔を出すイタリア。
「カナ〜。今日暇ぁ?」
イギリスと同じことを聞く…。
「え…。それは…その…。」
まさかのイタリアからも誘いを受けるとは思ってもいなかった…そう思って返答に困るカナダ。

考えているカナダを無視してイギリスがイタリアに言う。
「おい!イタリア!カナダは今日俺と飯食う話になってるんだよ!邪魔すんな!」
それにイタリアはポコポコと怒って、
「イギリスの料理なんて食べたらカナお腹壊しちゃうじゃん!!」
「んだとっ!!!」
カナダが気がつくと二人は喧嘩をしていた…。

「うわっ!なに喧嘩してるんですか!!別にイギリスさんの料理だってすべてがまずいわけじゃないじゃないですか!!ローストビーフおいしいですよ!!」

「カナダ…。」
カナダにぎゅっと抱きつくイギリス。
「メイプルッ!!」
「あ゛ーーー!!カナになにすんだぁ!!俺もするーー!!」
「だーめだ!!」
あっかんベーするイギリスとカナダに抱きつこうとしているイタリア廊下を歩いている通行人達は皆カナダ達を見ていた…。
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