ヘタリア

□Je l'aime 仏加
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僕の名前はカナダ。
今日もいつものようにG8会議では僕の意見を誰も聞いてくれませんでした。
会議も終了し、僕はもう帰ろうと思い 会議室を出て廊下をとぼとぼと歩いています。

「ねぇ…クマ吉さん…。どうして皆僕の意見を聞いてくれないんだろう…。」
「ン?誰?」
「カナダです!!」
僕の話に気づいてくれるのはクマ吉さんだけ…。
「昔は結構みんな僕に話しかけてくれてたのに…。」
そう思ったら、涙が出てきた…。
「……泣イテルノカ?大丈夫カ?」
クマ吉さんが僕の頭をぽんぽんと叩いて慰めてくれてます。
「泣いてなんか…いませんよ。ちょっ…と…目にゴミが……入っ……ひっく…」
クマ吉さんをぎゅっと抱きしめて僕は泣いちゃいました…。
「……ひっく…ひっく……」
でも皆誰も気づいてくれなくて…僕の横を通り過ぎて行くだけ――――

「〜♪〜♪〜…って うぉわ!!?カナじゃないか!どうした?どうして泣いてんだ!?」
なつかしい声…。この声は――――
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