関所

□怪しい夜の影
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……この額縁をそっちに…ああ違う。もっとこっちだ。

るせーな!おい、てめーもサボってないでさっさとやりやがれ!

お黙りなさいトリ。こっちは料理に使う材料で足りないものをおぎなうのに大変なのよ。
















皆が寝静まった深夜23時…不審な黒い影が三つ、何かコソコソとやっている。キノコ城のあちこちを飾りつけ、話し合う。一体彼等は何をしようと言うのだろうか…?それ以前に彼等は何者か?


「そ、そうかιそりゃーわりィなピーチι」

先程、トリなどと呼ばれていた人物は、フライパンを持った我等キノコ王国のうるわしの姫君、ピーチ姫に謝罪をする。


ピーチ「もういいわ。ほら、『あの日』まであと1時間もないわ!飾り付けを急いで頂戴!」

「へいへいιったく…何であのチビ餓鬼は夜中に俺等を叩き起こしてこんなのをやらせるかねぇ?ι」


「ファルコ、今我等に愚痴る暇があるか?口ではなく手を動かせ」


先程トリと言われていた人物、ファルコは残った謎の影に振り向いた。


ファルコ「俺ァ鳥目だからよ。夜は見えねぇ!ιお願いだから電気つけてくれ…ι」


「そうか……狽ぁ〜っιまた…ι」


ピーチ「もう!電気つけるから騒がないで…皆起きちゃうわ!ι」


ピーチはそういうと、部屋の隅に行って電気のスイッチをONにした。


パッ♪


電気をつけた途端、突っ込みの素早さLv.10のファルコが残りの人物に突っ込みをかけた。


ファルコ「狽チてなんてザマだ!伝説のポケモン、ルギアさんよ!?ι」


ルギー「秤艪ヘルギーだ!ι仕方なかろう、リボンがからまったのだι」


残った影の人物…ルギアことルギーは飾りのリボンが体に絡まり、ほどこうともがいている。ファルコは急いでルギーにからまったリボンをほどきにかかる……


買Kンッ!!


ルギー「狽ョはっι」


…最も、じたばたする喧しいルギーをブラスターとリフレクターの二刀流で殴って気絶させてからだったがι
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