「Lovers song〜どこか空の下〜」
□Prankster
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由紀「あなたには…謝らなければならないことがあるの…。」
玲音「なにを…一体なんの事ですか?」
麻友「………………。」
由紀「本当はこんなもの…なんの意味も無いの…。」
そう言って由紀は玲音の手から、その紙をー、離婚届を取り破り捨てた。
玲音「由紀さん…何してるんですか…、これが無きゃ離婚できないでしょう!!また書かないといけないじゃないですか!?」
由紀「そんな必要はないわ…、あなた達は…結婚なんかしていないんだもの…。」
玲音「何を言ってるんですか!?…意味がわからない!!麻友!!お前も何とか言えって!」
麻友「玲音くん…、ゆきりんの言ってることは…嘘じゃないの…。」
俺は更にハッとした。
玲音「なんでっ!?どうしてそうなってるんだよ…。」
由紀「もう随分と前だけどあなた達が入籍する段取りの時の事を覚えてる?」
あれは…あれはたしか…。