KND短編

□バレンタインですです!
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※注意。キャラ崩壊してる人がいます。




2月14日日曜日。
太陽がまだ真上まで昇りきってない時間のツリーハウス。
ナンバー3とナンバー5がクスクス笑いあう

「みんな注目ー!」

ナンバー3の明るい声が男子三人を振り向かせた
ナンバー3とナンバー5の手には綺麗にラッピングされた物がいくつかある

「はい、どーん!今日は何の日でしょー?」

「バレンタインだろ。そしてそれはチョコだろ?
サンキュー腹へってたんだ」

ナンバー4がリアクションもなしに、近くにいたナンバー5の持っていたチョコに手を伸ばす

「がめついヤツにはやらないよー」

 ゴスッ

笑顔のナンバー5の蹴りがクリティカルヒットし、ナンバー4は床でゴロゴロ転げ回る。

「感謝の意とか、なんかそんな感じのやつこめました!
ハッピーバレンタイ〜ン!」

女子二人がチョコを配る。

「ありがとう〜!」
「ありがとう」
「……サンキュ です」

すごく嬉しそうなナンバー2と
クールを装うも、喜びがにじみ出てるナンバー1と
なんか苦しそうなナンバー4を見ると、
ナンバー3と5はまたクスクス笑いだした

実は、この3つのチョコのうちの1つはハズレ。
ラッピングはどれもいっしょ、
チョコも外見からじゃ分からない。

ハズレの男子は、チョコの中の大量の唐辛子とわさびの攻撃を受けることになる。

毎年チョコレートをプレゼントしてはいるが、毎年同じじゃつまらない。
まぁ、女の子のちょっとした遊び心である

ナンバー2が早速ひとつを口に頬張った。

「美味しいな!毎年ありがと!」

ハズレじゃなかった。

まぁ初っぱなから来るとは思っていない。
あとでゆっくり食べよっととチョコをしまうナンバー2をほっといて、
ナンバー1と4を見た

「二人は食べないの?」

ナンバー5が聞くと

「お前に喰らったキックな…お前に喰らったキックな…
大分イイトコ入ったんよ……」

みぞおちだったらしい。


「ナンバー1は?」

ナンバー3がグラサンの似合う男子を見る

「あとで食う」

今食えや

「美味しいものは美味しいうちに食べるもんだよ?」

ナンバー2が上機嫌で言う。

なんだそれ。時間がたったら不味くなるとでも言いたいのか。

 
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