ミルモでポン!短編

□春がきました
1ページ/2ページ




人間界の土手

その日は暖かく、なんとなく修行する気にもなれなくてぼーっとしてた
今頃、サスケとハンゾーは補習でひいひい言ってるのだろう



「ヤシチあにさま!菜の花でございます!」

明るい声に振り返ると、菜の花と同じ黄色い少女が笑っていた

「なのはな?」

少し微睡んだまま聞き返した

「春の花でございます」

「…そうか、もう春か……通りで今日こんなにあったかいはずだ」

「……ヤシチあにさま?」

「ん?」

話しかけられたので返事をすると、

「…………、……えへへ」

ヤマネは何も言わず、
頬を、いつか咲くであろう桜のようなピンク色に染めて笑った

「?」

ヤシチも訳がわからないがヤマネにつられて笑う





暖かい日差し
温かい心


桜が咲いて、桜が枯れても
夏が過ぎても
秋が過ぎても
冬が来ても
そしてまた春が来ても

どうか、この方とずっと一緒にいられますように


ヤマネは、まだ咲かぬ桜を思い浮かべて目をつむった









→意味はないよ!そんなの買ってる暇あったらはちみつ買ってるよ!!




 
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ