ミルモでポン!長編
□突撃!梅園邸
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自分にも兄がいるヤマネは意外な共通点に表情が明るくなった。
「まあな……」
まさか「かっこいい」と言われるとは思わなかった。
ヤマネは気にも留めず会話を続けていたが、
カラスの顔はポストみたいに赤くなっていた。
――あんな怖い顔してるくせに、恋にはかなり臆病。でも優しい。
桃は先ほどのお菓子を断るカラスを思いだしながら、簡単に分析していた。
町が夕食の香りに包まれるちょっと前に、カラスは桃の屋敷を出て真っ直ぐ家に帰った。
→このポテト、時間経っててもさもさじゃ!!