レプリカ編

□Episode65
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「今日も収穫無しかー……。」
『あのおっさんからも、良い情報無いんだろ?』

ケセドニアの宿屋で、一人ベッドに身を投げ出した紫音は、小さく呟いた。
それに律儀に返事をしてくれるのは、ボールの中にいるルギアだ。

「うーん、本当にいるのかなぁ……。
たぶん、って言う曖昧な情報だしなぁー……。」

現状の報告書も書かなければならない。
こんな事なら、ジェイドの言う通り、大人しくグランコクマにいれば良かった、と一人溜め息を吐いた紫音に、そのだらけた様子に呆れていたルギアも、同じく溜め息を吐いていた。



迫る謎の軍団
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