エジプト編

□Episode52
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「……う……。」
「起きた?」
「……リ・ア、さん……?」

目を擦りながら、声がした方を見ると、そこにはリ・アさんが深刻な表情で座っていました。
それを理解した時、私の脳裏には、血塗れの典明くんがフラッシュバックして、思わず私はきつく目を閉ざしました。

「……大丈夫、死んでないから。」
「……リ・アさん……。」

そっと手を握られて、私はホッと息を吐き、ようやく私は目をしっかりと開きました。



パンドラの箱
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