魔核泥棒編

□第三羽
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「弥槻ちゃん、おはようさん。
初めて異世界で過ごした夜はどうだった?」
「おはようございます。
よく眠れましたよ。」

弥槻が、異世界であるテルカ・リュミレースへやって来て、最初の夜が明けた。
今日は、レイヴンが所属するギルドの長と話があると、迎えに来てくれたのだ。

「…ギルドのボスなんですよね…。
緊張する…。」
「だーいじょーぶよ!
弥槻ちゃん、気に入られてるから。」
「………会ってもないのに?」

弥槻の怪訝そうな顔に、レイヴンは片目を瞑って見せるだけで、何も教えてくれなかった。



ドン・ホワイトホース
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