鉢伊、鉢雷
□グッドモーニングズ〜鉢雷
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いつもの朝−
眩しい光が5年長屋に指し込む。
鉢屋三郎は朝早く目を覚まし、時間つぶしに読書をしながら同室者が起きるのを待っていたが、一向に起きる気配がない。そろそろ寝顔を見るのも飽きてきた。
「雷蔵、朝だぞ」
「う〜ん、眠い…」
「起きろ」
「や〜だぁ…、もうちょっい…」
「起きないと犯すよ」
そう宣言すると、あっという間に布団をめくり、腰紐を抜き取り、夜着を剥ぎ取った。
「わ〜っ!ちょっ、ちょっと待って…」
「だから犯すよっ、て」
下着にも手をかけながら、すでにあらわになった乳首に舌を這わせる。
「やっやめ…ぁんっ… 起き、起きるからっ!」
「やめていいの?朝からいい声出してるじゃないか」
鉢屋はやっと雷蔵に構って貰えて楽し気だ。
「違うだろっっ!三郎が悪いんじゃないかっ!」
「誰が悪いって?」
鉢屋は雷蔵を軽く睨む。ポーズだとは分かっていても、雷蔵は鉢屋を怒らせてしまうのが怖かった。
「はい、僕が起きなかったのが悪いです…」
寝ぼけててもかわいらしい雷蔵に鉢屋は微笑む。
「着替える手間が省けて良かったじゃん」
「下着まで脱がさなくても…」
「何か言ったか?」
「いいえっっ!」
いつもの朝
眩しい光の中で交わされるいつもの会話