Halloween Yard (main)
□番外短編 「日常」 (2011.9.24UP)
1ページ/1ページ
ジェラードが一人で食事をとっていたレアの横の席にするりと座った。
彼自身の食事はもう終わっているようだ。
ジェラード:よお、レア。お化け見たんだって?
レア:見たんじゃなくて、聞いたのよ、誰もいないはずの部屋で、不気味な女性の声を。
ジェラード : へぇ、何か言ってたか?
レア:「どうして」とか「そんなはずないのに」みないなことをぶつぶつと…。やだ、思い出しただけで鳥肌。
ジェラード:ふ〜ん。あんたにも、怖いものがあるんだな。
レア:それはどういう意味かしら?
ジェラード:いやさ、あんた、いつも気を張ってて、弱いところ見せたり、素の自分を出さない感じだからさ。
今だって、眉間に皺がよってたぜ。
せっかくの美人が台無しだ。
レア:…。
ジェラード:食事のときくらいリラックスしろって。
それに、そんな顔して飯食ってると、氷々に殴られるぜ。
食事を楽しめ!ってさ。
レア:そう…ね。気をつけるわ。ありがとう。
ジェラード:そうそう、そうやって笑ってるほうが魅力的だ。
レア:からかわないで頂戴///。
ジェラード:別に、からかってなんかない、本当のことさ。
じゃあ、俺行くわ。
これからから狩猟班の仕事なんだ。
遅れると、さっきのあんた以上に眉間に皺寄せてるやつが怒るからな。
食事の邪魔して悪かった。
(了)