小さな暗殺者
□SS07
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ユーリ「ん…ぅ……?」
ユーリがふとパチリと目を開けると、外は夜がもう少しで明けそうで、部屋は自分1人しかいないが外の方は何だか騒がしい。
いつも隣りで眠るマルコの姿も見えないし、…敵船だろうか?
しかし、爆撃音が聞こえる訳ではない。
だが万が一があるので、ユーリは起きても外には出ず、毛布に蹲(うずくま)る事にした。
そんなユーリが暇そうに過ごしていると…、
ガチャ――、
びくっ!
マルコ「…!、丁度起きてたのかよい」
ユーリ「!…マルコ…」
いきなりドアが開いたのに吃驚したユーリだったが、マルコの声で安心したのか、すぐに顔を出した。
マルコ「みんな宴始めてやがるが、参加するかい?」
ユーリ「え…?」
こんな時間から?
疑問は浮かぶが、ユーリは行くと答えて、ベッドから出てマルコについて行ったのだった。