小さな暗殺者

□04 なみだ
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ガヤガヤ

ガヤガヤ



マルコ「……何の騒ぎだよい?」



書類を持ちながら廊下を歩いていたマルコ。

するとガヤガヤと騒がしい場所を発見。



「マルコ隊長!」


「ちびが居ねェんだよ!」


マルコ「ちび…?、…ああ、昨日の子どもかよい」


「エース隊長とサッチ隊長が居ない居ないって…」



そう言われながら、マルコは部屋を覗く。

そこに、おどおどとしている2人。



エース「海に落ちたりしてねェよな…っ!?」


サッチ「マルコ!海調べて来てくれっ!!」


マルコ「……」



ふぅ…、と呆れたマルコ。
そのままその場を去ろうとしていた。



が…、



マルコ「あいつなら親父の部屋にいるよい」


『!!!!!』



やっぱり後々鬱陶しくなりそうなので教えてあげたマルコでした。

サッチやエースを率いた船員たちはすぐに白ひげの部屋に向かって行った


その皆の行動に、マルコは溜め息を出す。








エース「ユーリ!」



バンっとエースはドアを開けた…。
が、ユーリはまだお休み中。

変わりにたんこぶを貰ったエースだった。



エース「な…んで……」


サッチ「ノックしねェからだお前は…」


白ひげ「お前らか、」


「親父、ちびはまだお休み中か?」


白ひげ「ああ、ずっと寝っぱなしだ」


ユーリ「Zzz…」


サッチ「エースより良く寝るなぁ、」



ただ今昼前の時間帯。
もう起きている頃と思いきや、起きる気配すらないユーリ。

よく寝る子だな…、としか思わない船員たちは起きるまで暇をつぶしてるかと各々と部屋を出て行った。


エースとサッチは早く起きねェかと顔を覗く。

だがそれでも起きる気配がないユーリ。



エース「早く起きねェかな〜…」


サッチ「暇だな〜」



マルコ「暇ならこれ片付けろよい」


「「!!!」」



さっき廊下にいたマルコが今は部屋の前にいた。

手にはさっきとは別の書類が握られている。



サッチ「あ、俺そろそろ昼メシ作らねェと」


エース「じゃあ俺はそれを食べないとな」


マルコ「逃げるなよい」



エースとサッチの声が船内に鳴り響いたのは言うまでもない…。



白ひげ「グラララ」


ユーリ「Zzz…」




 
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