小さな暗殺者
□17 真実
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エース「?、何だこのメシ」
昼過ぎになり、エースはメシを食べに食堂へ。
匂いにつられて厨房に入ってしまったエースは、ポツンと置かれラップに包まれているメシを発見
少々量は少ないが、それでもエースは手を伸ばした。
サッチ「エースそれ食うなよ」
エース「!」
もう少し、という所で後ろからサッチの声が聞こえ振り向く。
危ない奴だな…、と呟きながらサッチはメシをエースから遠ざける。
エース「それ誰のだよ?
食わねーと勿体ねェぞ」
サッチ「これはユーリのだ、お前が食っていいもんじゃねェよ」
エース「!」
ユーリ……。
エース「…目まだ覚めてねェのにか?」
サッチ「用意に越した事はねェだろ? 目覚めた時にすぐに出せるしよ」
エース「それ、ずっと用意してたって事か?」
サッチ「まぁな、1日過ぎたら他の奴にやるがな」
この三日間…、ずっと作って用意していたらしいサッチ。
ユーリの裏事情を知っていたとしても、きっと彼は同じ事をしていただろう。
エース「じゃあ残ったら俺にくれよ、」
俺も……、
サッチ「余ってたらな〜」
サッチのように、
…とまではいかねーかもしれねェがそういう所を見習わないとな…ーー。