小さな暗殺者
□09 視点
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風呂から上がり、ユーリはマルコに連れられてマルコの部屋へと来た。
ユーリ「……」
部屋に入るなり、隅っこでじっと突っ立っているユーリ。
マルコ「ユーリ、」
ユーリ「!」
名前を呼ばれてポテポテとマルコに近付く。
するとマルコはユーリを持ち上げ、椅子に座った。
ユーリがマルコの方を見ようとすると、タオルが頭を覆った。
マルコ「まだ髪乾いてねェだろい、」
そう言ってマルコはタオルでユーリの髪を拭く
ユーリ「……」
(ユーリ、髪拭いてあげるからこっち来なさい)
(ユーリ:いく〜!)
(ふふっ、ユーリポカポカね)
(ユーリ:うん!
でもおかしゃんはもっともーっとポッカポカ)
(ありがとう、ユーリ)
ユーリ「……、」
マルコ「ユーリ?」
ユーリ「!」
マルコ「終わったよい」
ユーリ「……ぅん、」
マルコ「……」
マルコの膝から降り、ユーリはベッドに寝かせられた。
ユーリはマルコに見守られながら、ゆっくり眠りについた…。