小さな暗殺者

□09 視点
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08話でのユーリ視点。



サッチ「あ、やべ…」


ユーリ「?」



サッチが困った顔をしていて、ユーリはそれを見てサッチに近づいた。



ユーリ「どぅしたの…?」


サッチ「ん?あぁ、親父につまみ届けるの忘れててよ」


「サッチ隊長ー!味見てもらえませんか〜?」


サッチ「ああちょっと待ってろ! ったくこんな時に忙しいんだよな…」


ユーリ「……、ぼく行こうか?」


サッチ「え?行ってくれんのか?!」


ユーリ「…ぅん、」


サッチ「いやぁ、ありがとなユーリ!」



サッチが喜んでいると、エースがこちらに来た。



エース「何してんだ?」


サッチ「ん? いや、親父に酒のつまみ持って行くの忘れててよ、ユーリが届けてくれるっつーから」


エース「!!」


サッチ「じゃ、よろしくなユーリ」


ユーリ「ぅん…、」



ユーリはポテポテと歩き出しサッチは微笑みながらキッチンの中へ行った。







廊下をポテポテ歩くユーリ。

その足は徐々にゆっくりになり、最終的には止まってしまった…。



ユーリ「……」



ユーリはじっ、と小さなビンを見る。



これを…、

白ひげさんに……



でも…、

……いますぐ…って


言われてなぃ……。



ユーリはギュッと握った後、小さなビンをしまい、再び歩き始めた。
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