恋に落ちた海賊王

□瞳の中の未来 [♪Song :南野陽子]
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「ん…。」


眩しい光の中、目が覚める。

隣には愛しいあなたが私の身体をふんわりと抱きしめたまま眠っている。


長い睫毛、サラサラの黒髪、透き通るような白い肌、安らかな寝息…

その全てに愛しさが溢れて

思わず目の前の愛しい人の頬に手をあて、軽くキスをする。


「…ん…☆☆…?」


目が覚めたあなたが眠そうに私を呼ぶ。

私は急に照れ臭くなって、あなたから視線を逸らして、あなたの胸に顔を埋める。


あなたは優しく微笑んで、私をキュッと抱きしめ、優しいキスをくれる。




一年前…

あの頃は、こんな時間を過ごす日がやってくるなんて、思わなかった。

私の恋は一生叶わないものだと思っていた。

それでも、あなたが好きで好きで…。
幸せそうなあなたを傍で見ていれたら、それでいいと思っていた。

ううん…そう思わないと、切な過ぎて、辛すぎて潰れそうだった。


だって、愛しいあなたの身も心も、全てあの人のものだったんだから…。





少し過去を思い出し、うつ向く。


「☆☆…?」


あなたは心配そうに私の名を呼ぶと、優しく私の前髪を掬い上げ、私の瞳をじっと見つめてくる。


その美しく、優しいあなたの瞳に見つめられ、私はそっと呟く…



「ソウシさん……愛してる…」






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