knight×Laurentia!

□Knight×Laurentia!
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(スターリン視点)




不意に、ガラスが割れる音が聞こえた。
中で何が起こっているのだろう。
あいつらは何をしているんだ。


取り敢えず扉を開けようとシストがドアノブを掴む。


すると後ろに気配を感じた。
冷たい、金属が背に充てられている。
こんなことをする武器は、そう。
…拳銃だ。

「こんばんは…あ、でももうよい子は寝る時間ですよ」

振りかえると、そこには背の低い紫の髪の少年が拳銃を構えて立っていた。
ヒトラーやクビツェクと衣装が同じ。
つまり、夜鷲か。


「よい子は早く部屋で寝てくださいね」
「少なくとも俺はよい子では無いのだよ。
だから子どもは早く寝な、物騒なものは置いて」


そう言うと少年は怒った顔でシストとクビツェクの微かな間に発砲した。
放たれたのは氷の飛礫で、目の前の少年が氷属性だと解る。

「鍵が閉まってるでしょうね、恐らく。
さっさと開けて下さいよ、貴方達のリーダーもいるでしょう?」
「はいはい、シスト…開けてやれ」


この少年、何者なんだ?
シストはドアノブを掴んだだけだったし、
どうして鍵が閉まっていると解った?


シストが魔法を使い、扉を抉じ開ける。
中の会議室に、巨大な火竜三体。
それらとルカとヒトラーが向かい合い攻防を繰り広げていた。








 
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