10/18の日記
18:12
遺留捜査スペシャル記念小説
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明日はスペシャルだぁー!
さて、その記念小説を書きました。
今回は夢小説ではありません。すみません。
それでも良い方はどうぞ。
風。
心地良い風が吹いている。
自転車を押して糸村聡は歩いていた。
***
「おはようございます。」
「「おはようございます。」」
勤務先は変わらない。いつも通りだ。
「糸村さん、これ食べませんか?」
「ん?あ、スイートポテトだ。」
横山が差し出したお菓子に糸村は反応する。
「それ、手作りなんですよ。」
「そうなの?」
「はい。でも誰が作ったかわからないんですよ。」
「そうなんだ…。」
アルミホイルにくるめてあったスイートポテトはホイルの中にたくさんあったらしく署長が見つけたと付け加えで横山が言った。
「それがすごい美味しいのよ。」
「そうなんですよ。課長の言う通りでプロのパティシエか料理人が作ったみたいに本格的なんです。」
スイートポテトを糸村は手に取り、口に運んだ。
***
「…………うん、そうだね。」
「この署に料理上手な人いました?」
「署長は?」
水沢が署長の方を見ると、署長は首を横に振った。
「いいや、料理は苦手でね。」
「遠山だったりして。」
とっさに仙道が言った。
「いいえ。」
遠山も違うと答えた。
「誰かしら?でもこんなに素敵なお菓子を作ってくれた方はとても優しい方ね。」
「そうですね。僕らもそんな人になりたいです。」
糸村は感じていた。
きっと、その主は…。
***
その頃、暗闇の研究室で一人、くしゃみの音がこだましたが、それを知るものは自分自身しかいない。
(俺はこんなことしかできないけど…いつもお世話になっている糸村達へのお返しさ。)
お返しは恩で返す
(……多分村木さんだと思います。)
((絶対糸村さんにだけあげようと思ってたな…………))
はい。すみません。
ちょっと早いハロウィンです。
ありがとうございました。
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