恐怖、ときどき恋

□どきどきっ!
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勇気とは相変わらず友人?みたいな関係が続いているし(キスしたって言ってもあん時ぐらいだ)、あの時の女の子…榎本さんとも特に何かあるわけでもない。
強いて言うなら、廊下とかで会ったら挨拶するぐらいだし。



「特になんもねえよ」

「淡泊!!もっとこう…青春しなよー。付き合ってんでしょ?」

「付き合ってる…ねぇ」



付き合うってホント、どうすりゃいいんだろうな。
そもそも俺、勇気の事どう思ってんだろ。
まだ出逢ってから2ヶ月も経ってないけど、俺はどれだけ勇気のこと知れたんだろうな。

とか考えていたら、廊下側からちっちゃい悲鳴が上がった。



「拓実ー、帰んぞ」

「旦那のごとーじょー」

「しゃらっぷ!!」



とりあえず高井は黙ればいいと思う。
つか、いつの間に授業終わってたよ?



「因みにSHRも終わってるよー」

「マジかすげぇ」



先生は勇気を見て逃げ出したらしい。グッジョブ勇気!
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