ぉりじ

□確率
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降水確率50%とはなんとも微妙な確率ではないか

ああそうとも、晴れと雨の確率が半分半分だなんて天気予報士は適当すぎではないか



「ということで傘を貸せ」

「なんでっ?!」

「だから今日は傘を持ってきとらんと言っているだろうが」

「言ってないから!」

「そんなことよりオレは早く帰りたいのだ、行くぞ」

「ああっ!待って!!」

「ほら、もっとこっちに寄らないと濡れるぞ」

「て、神楽坂が早いんだよ…、俺の傘だよ」

「そうか」

「……なー神楽坂、俺の事好き?」

「ああ、好きだぞ」

「そっか、俺も神楽坂の事…その…す、好きだ」

「そうか、なら、オレ達は両想いだな」

「お、おお…。な、キ、キスしてい?」

「何故キスするんだ?」

「あー……両想いの奴らがやるもの…だから?」

「そうなのか。じゃあ、やるか」

「えっ、いいの?!」

「ダメなのか?」

「い、や、えーと…目ェつぶって」

「こうか?」

「うん…」












「…………どう?」

「……お前の唇痛い」

「えっ、ええ?!」

「だが」

「?」

「悪くないな。幸せにはなる」

「……………!!!」

「おい、濡れるぞ」

「神楽坂!」

「なんだ」

「あ、愛してる!」

「ああ、オレもだ」








降水確率50%、甘甘確率100%








「で、大人の階段はいつのぼる?」
「え、ええっ?!?!」


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