まぜまぜ

□お疲れ様
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※166th downより









「スッゴかったじゃん、最後…」



鈴音が最後まで言い終わるうちに、セナは抱き着くようにして意識を失った



「おつかれさま…。セナ、背、伸びた…?」

「ケケ、そりゃあ伸びんだろーが」

「妖一兄!」

「ほら貸せ」



眠り込んだセナを鈴音から奪うように軽々と抱え上げる
世話のやける、等と言いながらも表情は優しい
鈴音はそんな蛭魔を凝視した



「…妖一兄はセナの事好きなの?」

「あ?」

「だって、妖一兄セナの事見るときすごい優しい目してる」

「…さぁな」



鈴音は驚いた
否定しないと言うことは、肯定なのだろう。それともまだ自分で気付いてないのか
蛭魔の場合は確実に前者である事を鈴音は確信した



「妖一兄」

「………」

「セナ、頑張ったよね」

「…ああ」



その答えに満足したのか、先に行ってるね。と言うと、部屋に行ってしまった


一人残された蛭魔はセナを抱きしめるようにして支え、壁に押し付け、その唇にキスをした



「お疲れ」



呟き強く抱きしめた後、また脇に抱え皆のいる部屋へと戻っていった







お疲れ
(お前が居たからここまでこれた)
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