まぜまぜ

□アマイ、あまい、
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貴方は誰に対しても甘いから

心配なんですよ

分かってるんですか?

沢田綱吉……








「あれ、骸?!こんなところで何してるんだよっ?!」

「お久しぶりですボンゴレ。元気でしたか?」

「うん、まぁ…って、オレの質問に答えてよ!」

「クフ…少しボンゴレに会いたくなりましてね」

「え…」



ほんのりと頬を染めるボンゴレ
ああなんて、愛らしい
だけどいいんですか?
僕は貴方を乗っとろうとしている人間ですよ?

隙がありすぎるのも、困りものですね…



「おや、本気にしましたか?」

「そっ、そんなわけないだろ?!」

「それにしては、顔が赤くなっているようですが」

「さ、寒いから、だよっ!」



必死になって否定する
だけど更に赤くなった頬では説得力と言うものが皆無だ

そんなんだから、皆に好かれてしまうんですよ



「む、骸」

「はい?」

「とりあえず、家、入んなよ」

「いいんですか?」

「いいも何も、せっかく来たんだし…。で、でも、急いでるならいいんだ!」

「お邪魔しますよ」

「あ、うん!」



家に上がればアルコバレーノ達がいるのは分かっている
それでも少しだけ、一緒にいたいと思ってしまうのは、貴方が、好きだからでしょう





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