long dream

□第二印象
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あの日彼らに会ってからまた普通の日常に戻った。

学校の後にスーパーへ行って、宿舎に行って、炊事をしたら彼らが帰ってくる前に帰る。何も変わらなかったが、一つだけ変化があった。


【ごはん おいしい です。 チャンミン】

日本語を書く練習をしているのだろうか、時々テーブルに彼らからのメッセージが残されるようになった。

【かつどん おいしい べす。 ユノ】

まだまだ誤字脱字はあるけれども、日ごろの仕事を評価してくれるメッセージは最高に嬉しいものだ。


【ジュンス】

もちろんメッセージではないものもあるが、それらを大事に折りたたんで自分の手帳に挟んだ。

そんなある日、いつもとは違うメッセージがあった。

食材を買ってから宿舎に着きテーブルにそれらを置くと、彼らからのメッセージを探してしまう。

「あ、あった」

今日は何が書いてあるだろうかと心を躍らせながら目を通すと、見間違えかと思い再度読み直した。


【4月12日19時に歓迎会をします。かならずここに来てください 東方神起】

漢字で書かれているので恐らく誰かに手伝ってもらったのだろう。だけど、これは間違いなくジュンスの字だった。

歓迎会という言葉に喜びを感じ、今日のご飯はカツ丼にした。

そして約束の日はすぐにやってきた。
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