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□焔の地獄の特訓メニュー
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…最近まともに眠れていない気がする。睡眠時間は30分。本格的に不眠症予備軍かもしれないなぁ。まぁ関係ないか。
「くぁ…」
小さく欠伸をかみ殺しながら、全員に配膳を終えた。
「…後は、」
ジロちゃんと起こしに行った霰ねぇ、か。
「樺地。」
「ウス」
「起こしてきてくれる?あとの奴ら向かわせたら霰ねぇが危ないから。」
「ウス」
樺地が全員の居住スペースに向かうと、僕は自分の食事、栄養ゼリーを持って にぃにの向かい側に座った。
「にぃに、向かい側良いかな?」
「いいぜ?ってか焔、それで足りんのか?」
「うん、大丈夫。あ、でね今日からのスケジュールなんだけどさ?」
「おう。」
ファイルを渡すと、パラパラとめくるにぃに。
「へー、すげぇな。それぞれの弱点が事細かに書かれてあるな。」
「うん、まぁこの前のFFIの時のと最近の状況見せて貰って立てた個人用メニューだよ。でもコレ大体の事だから型にはまんないようにしたいから、おおまかに終わったら全体メニューもあるけど、自分たちなりにやってね、時々僕も見に行くから。」
「おう、わかった!」
「ありがとうにぃに。じゃあ、よろしくね?」
僕は立ち上がり、片付けに入った。
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