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□自己紹介!
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曲がりくねった道やら何やらを越え、結局フェリーで不知火家の所有する半無人島へ到着した。
「「着いた(で)ー!」」
一番最初に桟橋に足を付けた虎の声にサッカー部面とは違う声がかぶる。
虎に続いて降りてみれば、正面に赤髪の男の子がいた。二人は両腕を伸ばした格好で見つめ合っている。
「あ、霰ねぇ」
「焔だ〜、そっちも船旅お疲れ様♪」
ぽかん、と互いが互いを見つめ合うサッカー部とテニス部。なにかおかしな事があっただろうか?
「…先輩、質問いいですか?」
「どうした、チョタ」
「なんでイナズマジャパンの皆さんが…?」
「言ったでしょ?スポーツ合宿だって」
うん、なんかよくわかんないけどまぁいっか!
「ねぇちゃんねぇちゃん」
「? どうしたの?」
あ、この子天使。
「ねぇちゃん、毒手のねぇちゃんとそっくりや。兄弟なん?」
「毒手のねぇちゃんって…焔の事?」
「おん」
「そうだよ、焔は俺の妹。霰って言ってサッカーやってるんだ」
「ワイ、遠山金太郎や!サッカーのねぇちゃん、よろしゅうな!!」
「うん、よろしくね!」
弟分が増えました。
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