泡沫の夢見にて

□アフタヌーンティー
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食堂のカウンターに並んで潰れる五つの死体。左から南雲、千石君、ヒロト、仁王、涼野。
正直に言おう、目障りだ。

チンッ♪

「おっ 焼けた焼けた♪」

景気のいい音を聞いてからオーブンを開ける。中を見るとパウンドケーキがきっちり膨らんでた。

「うん、俺天才的ぃ♪」
「上手いな」
「ありがと、治お兄ちゃん」
「霰…ブンちゃんの真似は止めんしゃい…」
今は雷だから。

ケーキを型から出して冷ます。ぶっちゃけ、この工程が1番暇。
という訳で俺と治お兄ちゃん、せーいち、がっくんと死体六人分(謙也が待ち時間で死んだ)の紅茶を煎れる。

フフッ 楽しみ♪」
「美味そうだなぁ〜!」
「焔さんが足りない…」
「焔に会いたいきぃのぉ…」
「焔ちゃぁん…」
煩いヒロト仁王千石君。

ケーキが程よく冷めるまでの間雑談をしていると玲名ちゃんと月子ちゃん、錫也君哉太君と颯斗君、あと知らない人が食堂にやって来た。

「ああ、雷君。君も食堂にいたんですね」
「Ciao、颯斗君 パウンドケーキ焼いたんだけど皆食べる?」
「いいんですk「ケーキ…!?!!」

知らない人がいきなり大きい声を出す。あーびっくりした。

「お前が作ったのか!?」
「あ、ああ…υ 君は?」
「! すまない…υ 宮地龍之介だ、星座科で弓道部所属の蠍座寮だ」
「月見里雷、天文科生徒会庶務代理。よろしくな」

ちょうど冷えたパウンドケーキを切り分けて追加六人の紅茶を煎れる。

「おい起きろ」
「駄目だ、悪の組織が私を「そうか、要らないか」…要らないとは言ってないだろう」


アフタヌーンティー
ケーキと紅茶で自己紹介

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