□金持彼女と庶民彼氏
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どうも、少林寺歩です。
これから練習のために河川敷へ向かうんですが…

「駄目です!歩いて行くだなんて止めてください!!」

不知火先輩の執事さん、神戸さんが必死に止めて行くに行けません。因みに先輩の家は大きな財閥らしいですが、この話はまた今度。

「大丈夫だよ神戸」
「何故そう言い切れるのですかお嬢様!そのようにおっしゃって何度誘拐されたことか…!」

いつも冷静な神戸さんが珍しく取り乱している。
というより不知火先輩、誘拐されたことあるんだ…

「ですのでその河川敷とやらまでお送りいたします、乗ってください」
「だから、河川敷に行くまでもトレーニングなの!」
「あ、あの、先輩、」
「小林ごめんね、もうちょい待って」
「大丈夫ですよ神戸さん」
「! 半田」

振り返ると、委員会で遅くなると言っていた半田先輩と宍戸と影野先輩がいた。

「こんなに大人数いたら、流石に誘拐する人なんていませんよ」
「ですが…」
「そんなに心配なら神戸さんも一緒に歩いてついて来たらいいじゃないですか」
「…そう、ですね」

半田先輩の言葉に、神戸さんは頷いた。

徒歩圏内
「…という訳で遅れました!」
「そうか!それなら仕方ないな!」



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