□金持彼女と庶民彼氏
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「それじゃあ三人で買い出しお願いね」
「はい。領収書もらってくればいいですか?」
「ああ、頼む」

というわけで、神奈川第三小学校の文化祭でやるお化け屋敷のための買い出しをあられ、ジャッカルの三人で行くことになった。
近くの雑貨屋さんでハロウィンフェアをしてたって女子が言ってたからそこに向かう。

「楽しみだね文化祭!」
「そうだな!お化け屋敷だぜ!?」
「ジャッカルは初めての文化祭だね!」
「ああっ」

雑談をしながら歩くと、過ぎる時間も早く感じる。あっという間に目的地に着いた。

「で、なに買うんだ?」
「えっと、コウモリとゴムマスクともじゃもじゃくん?
…もじゃもじゃくんって、なに?」
「あー、これだよホラ ゴムのおもちゃ!」

俺があられに渡したのは紫色をしたウニみたいなやつ。ポ〇モンのモン〇ャラみたいなの
これ、案外面白いんだよな

「ゴムマスクってこれでいいのか?」
「ジェーソン!いいんじゃない?」

ジャッカルが持ってきたゴムマスクが面白くて、俺も探したらすごいのを見つけた。

「こっちにオノ刺さってるのあったぞ!」
「どっちにする?」
「どっちも買っちゃえ!」
「多い方がいいしな」

そのあと俺たちはコウモリのおもちゃを見つけだし、会計しに行く。

「合計で3400円になります」
「ありゃ」
「どうした?あられ」
「封筒の中に二千円しか入ってなかった」
「どうする?なにか減らすか?」

話し合う俺とジャッカルを尻目に、あられは自分のバックからお財布を取り出していつものアレを出す。

「すみません、これでお願いします」
「!?(ブラックカード!?)」
「あられ、普通の人には刺激強いよ!俺は見慣れたけど」
「俺はまだ慣れねぇよそれ… ブラックカードって存在したんだなってとこから始まるから」

なにかおかしいのか?


カードで一括払い
「あ、あと領収書ください。神奈川第三小学校で」
「かっ、かしこまりました!!」
「つかいいの?そんな気軽に使って」
「父様がなにかあったら使いなさいって持たせてくれてるの」
「うちとは規模が違うな…」
「?」



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