□命のチカラ
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ガスッと殴られた音がして、僕は振り返る。そこには僕の大切な焔がいて、牙山がアノ娘の鳩尾に拳をいれていた。

「…!焔!

走り寄ろうとしたら、不動に止められる。

「…不動…!離せ…ッ!」
「…落ち着け、アイツなら大丈夫だ。」
「でも…ッ!」
「今、アイツ等にお前が手ェ出したら全てがチャラになるだろ。アイツ等の努力を無碍にする気か。」
「ク、ソッ…!」

僕は小さく悪態をつき、身を引いた。すると牙山、焔を含めた総勢6人が入れ替えになり、僕らも入れ替えると言うことになった。

「霰さん!」
「壁山…?」
「行って下さいッス!」
「…うん!」

久々の感覚。僕は昔に戻ったような感覚に陥る。そして、僕等もフィールドに立った。

さぁ、みんな!!サッカーやろうぜ!!
おうっ!!

円堂の一言で僕等の戦いが始まった。


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