俺達の青春は鉄の味がしました。

□プロローグ 入学式
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4月…桜舞う恋の季節…

しかし、そんな日も俺達には関係無かった。















「いぃぃぃぃぃぃざぁぁぁぁぁぁぁやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

「あは!!シズちゃんこわーい!!!!」

「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺すメラッと殺す殺す殺す殺す殺す!!」

「あー…またやってる」
「おーいもうすぐ入学式始まるよー」


俺の名前は折原臨也、ここ来神学園の2年生だ。

そして現在進行形で俺を追いかけてきてるのは単細胞な化け物こと平和島静雄。ぷ、名前負けしてるよね!!

「どったちぃーん!!助けてー!!」
「おわっ!!おい臨也!!」

この男気溢れるイケメンは門田京平ことドタチン!!

その横に居る眼鏡は岸谷新羅っていって俺の友達。

まぁ紹介はこのくらいにして…

「門田…とっととそのノミ蟲をこっちに渡せ」
「あは!!シズちゃんばっかじゃないの!?ドタチンは俺の味方だもんねー」
「まぁな」
「なっ…門田」


おや、シズちゃんの額に青筋が沢山…やり過ぎたかな…

「てかさっきも言ったけど入学式だよ」
「空気読めよ〜新羅、眼鏡割るぞ!!」
「それは勘弁してよ!!」
「つーか入学式ってぶっちゃけ2年の俺らには関係ないじゃん」
「それを言ったらおしまいっていうか…」
「何で頼んでもないのに歓迎しなきゃいけないんだよ」
「……まぁ確かにな」
「静雄同意しちゃった!!」
「……お前らいい加減にしろ、」
「門田くんもっと言ってやって!!」
「いや、お前の指図は受けない」
「前から思ってたけど僕何かしたかな!?」



まぁなんやかんやで入学式に参加する事になった。

全く…面倒臭いなぁ…。





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