短編

□This is mine!!
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静→(←)臨

自覚シズちゃんと無自覚臨也さん。














俺は今、最高に機嫌が悪かった。

「………誰だあの女」


これも全部俺の大嫌いなシズちゃんのせいだ。

いつも通りシズちゃんをからかおうと池袋に行きシズちゃんを見つけた所…

田中トムのついでに見た事もない女も連れているじゃないか。

…シズちゃんの癖に女連れとは生意気な。



「っ臨也!!」
おっとシズちゃんが気付いた。

「………」
「手前池袋には来んなって……臨也?」
「………誰だよ」
「誰だよその女!!」
「なっ何キレてんだよ…、こいつは後輩のヴァローナっていって…」
「先輩、その男とは一体どんな関係なのですか返答を要求します。」
「…シズちゃんとお前はどんな関係なんだよ」
「お、おい臨也?」
「私と静雄先輩は仕事上の先輩後輩の関係です。」
「ふーん…」

静雄先輩ねぇ…

「……これから私と先輩は甘味を食べに行く約束をしています。貴方にはお引き取り願います。」

かっちーん



「臨也!!こっこれはその」

何でシズちゃんが焦っているのだろうか。

「言っとくけどさぁ…」



「シズちゃんは俺のだから!!」





しーん…

「………っ!!」
「…」

「いっいざ、」
「これからお約束みたいだからじゃーねシズちゃん。てか何で顔赤いの?」
「っ…い、いい今のどうゆう意味だ…っ」
「?そのままの意味だけど」
「……っな」



はースッキリした。

知らない女に俺の喧嘩相手が取られるなんて我慢ならないからね。









「い、いざやが………………っだああぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」





end

自覚してたら臨也さん絶対こんなこと言えないと思うんだ。

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