短編

□手が掛かる馬鹿の対応は大変です。いやマジで。
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来神組も新宿組も臨也さんが大好きなんです。

新宿組強し。











「……ノミ蟲お前」
「しうちゃんもー!!しうちゃんもっとのみなよー…ひっく」
「…門田」
「あぁ、完全に酔っ払ったな」
「臨也酒弱いのに…あんなに飲むから…」
「えへへ!ろたちんも!しんらもほらぁ!」
「……こりゃ駄目だな」

今日は四人水入らずで飲みに来た。

俺も臨也も軽い口喧嘩で済んでいて、学生時代の頃の話で盛り上がっていた。

しかし、俺達は忘れていたのだ。


ノミ蟲は酒が好きだが… その分凄く酒に弱いということを…。

「しうちゃん?」
「っ、」

そのノミ蟲は頬をピンクに染め俺の隣でしゃくり上げている。



色付く肌

舌足らずの言葉

服から覗く鎖骨

上目遣い


正直言って今のこいつは……や、何でもない。

だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!何でもないって言ってるだろーが!!!!!!!!


「し、静雄大丈夫かい?」
「うるせぇ糞眼鏡!!」
「あんまりだ!!」
「とにかく…臨也を家まで…あ、でもこいつ新宿か」
「どうすんだよ」
「ワゴン回してやれればいいんだが…こんな時間に渡草呼ぶのもな…」
「タクシー呼ぶか?臨也」
「んーん!!だいじょーぶだよー」
「でもお前1人で帰れないだろ」
「こんな時だけ遠慮してんじゃねぇよノミ蟲」
「だからだいじょーぶなんだよーひっく」

(((……?)))

ぴっ

すると臨也は自分の携帯を取り出し誰かに電話をかけやがった。

「あーもしもしー?ひっく、いまどこ?………………じゃあむかえにきてー………ばしょ?ばしょはね〜」


「「「………」」」


どうやら電話の相手は臨也と仲が良いらしい。



………いらっ




その数分後

「臨也さん!」

やって来たのは茶髪のガキだった。

誰だこいつ。

「あーー!!きあくんだきあくんだー!!」
「あんたが呼んだんでしょう…、さ、帰りますよ」

茶髪のガキを見た瞬間臨也は手を上げて喜んだ。

イライライラ


「ご迷惑かけてすいません…」
「……」
「……1ついいか?」
「なんすか?門田さん」

門田と知り合いなのか。

「お前は臨也のn「きあくぅーーーん!!」

……なっ!!

黙ったかと思ったら臨也がいきなりガキに抱き着いた……。


「ちょ!?いざ、や、さ」
「えへへ…きあくんあったかぁい……ぎゅー」
「馬鹿ですかあんた!!」
「きあくん…ぎゅー」
「……………………………………っ!!」



「…………………ぎゅ」


いら、


「…………何てざまなのよ貴方」
「あ、波江さん」
「なみえだぁ!なんで!?」

…また訳解んねぇ女が現れた。

「俺が連絡したら波江さんも近くに居たみたいで…。俺1人じゃきついかもと思って呼んだんです。すいません波江さん」
「別にいいわ、慣れてるし。」
「きついなんてひどいなきあくん、ひっく」
「本当の事じゃない」


何か俺達…空気と化してないか…


「早く帰りましょ、臨也さん」
「帰るわよ、臨也」
「はーい」



素直に返事する臨也にぷちっと来て机を叩き壊した。




end


あれ…?全然VSじゃない…あれ

新羅さんが完全なる空気と化してしまいました。
新羅さんごめん…

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